高崎神社

2008年07月アーカイブ

天の警鐘

 5月2日には、大型サイクロンがミャンマーを直撃、続いて、中国四川省の未曾有の大地震、日本国内でも地震が頻発、この自然界の大異変は、地球上に地殻変動が起こる前触れとも、天が人類に警鐘を鳴らしているとも言える。
 ここ1年間に、世界では、石油・食糧の価格高騰に起因する暴動が、30件程発生しているとのことである。米国などが進めるバイオ燃料の生産が、食糧の高騰を増幅させているとみられ、石油に対する暴動と、食糧に対する暴動は、別個のものではなく、相関しているのである。
 本来、食用に供されるべき農作物を、石油の代替の燃料に転化させようとする手法、自然の摂理に反する手法が、天の顰蹙を買ったとも言えるのである。
 神社祭祀における例大祭の祝詞奏上では、五穀豊穣祈願の章句が必ず述べられる。往古より継承される神社祭祀において、五穀豊穣祈願は眼目となっているのである。政府が米の減反政策を推し進める中では、時代錯誤であるとしても、この五穀豊穣祈願の章句が繰り返し、繰り返し奏上されてきたのである。
 今の世界では、食糧の高騰に対する暴動が実際に発生し、食糧危機は現実のものとなってきている。今世紀、人類にとって、五穀豊穣こそが、最大の眼目となってくることとなる。
 大昔の祖先等より継承される五穀豊穣祈願の信仰、この素朴な信仰には、時代を超越した普遍性が備わっていると言えるのである。

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